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※ネタバレ注意!!シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の考察!セリフ編1

おはようございまして。3日連続でシンエヴァ観てきました、どうもメオネロPです。


お前久々に顔出して急になんだよっていうツッコミ、お待ちしております。


何を隠そう、私生粋のヱヴァオタク!中学からの青春時代はヱヴァに費やしましたよ。


まぁそんな話は置いといて、シンエヴァ、遂に公開しましたね!

月曜公開で異例の初日8億円突破。おめでとうございます。好調な滑り出しですね。何せ9年焦らされましたからね。期待もMAXです。


とは言えメオネロは多いに不安でした。前作ヱヴァQ、視聴者はシンジ同然ポカンですよ。世界救ったと思ったら14年経って、皆には戦犯扱い。世界を元に戻したい、その一心でフォース・インパクトを起こし損なって、終了。


は?


正直、破ではなくQなのに「は?」って感じ。(は?)

当時中学生のメオネロは理解できず、考察を読み漁りましたが全然腑に落ちませんでした。


これまでのエヴァの結末(TV・旧劇・漫画)に関してはメタ、ループなど色々言われていましたがその実は監督である庵野、そして制作陣にしか分かり得ません。少なくとも我々が理解できるヒントが少なすぎました(後に庵野は、エヴァ作品がループ物であることを示唆する発言をしている)。


だからQの後は本当に不安でした。めちゃくちゃになっていくエヴァを見て、時には旧劇で晒されたオタク同然、庵野を酷く恨みもました。


さぁそんなエヴァンゲリオン最終章、シン・エヴァンゲリオン劇場版:||。どんな展開を見せてくれるのでしょうか。



※これより先、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」ネタバレを多いに含みます。
最後のエヴァを未視聴で楽しみにしている方、閲覧注意です。
また保険を掛けるようですが、にわかの個人の世迷言ですので当てにはせず、「そういう考えもあるな」ぐらいの気持ちでお付き合いください。
その上で是非皆さんのご感想・推察などをコメントしていただければ幸いです。

それでは、

これまでの全てにケリを付けます。
ree



セリフから読み取るシンエヴァ


3日連続で観たとはいえ、記憶が不得意なメオネロなので若干の揺れはあるかと思いますが、シンエヴァキャラクターのセリフから、この映画の謎と魅力を引き出していこうと思います。まだ未視聴の方は映画館へレッツラゴ。


マリ「これでニコイチ型2号機の心臓と、オーバーラッピング対応型8号機への改造が出来るニャン」

冒頭12分10秒10コマとして先行公開されていた中でのセリフ。

EVA4シリーズの猛攻を打破し、活動限界時間までになんとかアンチLシステムを起動できたWille(ヴィレ)。復旧したパリに降り立った8号機の中でマリが言います。


この段階ではどんな装備なのかシルエット以外は全く不明ですが、ネルフとの最終決戦でその性能が明らかとなりましたね。


まずは2号機の心臓。前作「Q」でMark.9と格闘戦した際、アスカは裏コード「777(トリプルセブン)」を発動。その後自爆コマンドでMark.9ごと爆発四散した改2号機。ひでぇや。

その後、両腕欠損した8号機と共に回収された2号機はだるま状態でした。ひでぇや。

修理されたというかもはや新調されたエヴァ新2号機はヴィレカスタムということもありスタイリッシュとはかけ離れた外見をしておりますが、なんか脚部にミサイルポッドが付いてめちゃめちゃ高火力になってました。そんな新2もあっさり…ゲフンゲフン。


そして8号機。この改装はすごいもんでしたね。両腕だけではなく、このオーバーラップという新機能。EVA Markシリーズを捕食して文字通りオーバーラップ(重ね合わせ)することで強化していくという、もはやお前はエヴァなのかという代物。

S²機関(生命の実)を持つ使徒の捕食というのはTV版で説明されていました。エヴァは永久機関であるS²機関を使徒から摂取することにより、活動限界を超えても動くことができるというものです。新劇場版では、私が記憶する限りではエヴァが使徒を捕食するシーンはQの終盤、第13号機がMark.6に潜んでいた第12の使徒のコアを噛み砕くという描写がありました。また、破では第10の使徒が綾波の乗ったエヴァ0号機の上半身を捕食、その後頭部を吐き出します。この捕食で第10の使徒は明確な形態変化(女体化)をします。これが綾波を取り込んだことによるものか、コア(あるいは0号機の心臓)を取り込んだからかは推測の域を超えませんが、何にせよ今回の改8号機はEVA Mark.9(新造版), 10, 11 ,12を捕食し、結果破損した両腕の完全再生、かざした手からエヴァ8号機の亡霊みたいな捕食機関を出現させる、使徒やゼーレエヴァに共通してみられる攻撃手法(目のあたりが発光し、独特の射撃音によって放たれる光線。目標は光の十字架を伴い爆発炎上する)などの新たな能力を得ました。考察というより妄想ですが、このオーバーラップという機能はネルフの技術であり(ユーロネルフ本部から回収)、ゼーレが建造したMarkシリーズのエヴァは使徒のコアをオーバーラップされたのではないでしょうか。つまりこれらが「アダムスの器」と呼ばれる、使徒とエヴァの融合体を指しているのでは…?因みにオーバーラップに使われた使徒は第11の使徒であると推測します。第11の使徒について新劇場版は全く言及されていません。


リツコ「パイロットごと新造した」

ちょっと飛びますがMarkシリーズ関連で、ネルフとの最終決戦時、ヴンダーに取り付いたMark.9に対してリツコが発言します。

アダムス(光の巨人群)は4体、Mark.9~12も4体です。しかしMark.9について、破壊されたはずの機体がパイロットごと新造されたということはアダムスの体そのままを使って建造する訳ではないのでしょうか。Mark.9~12はカラーリング以外の外見は酷似するので、もしかしたら同じ一つのアダムスの体或いはその複製を用いて建造されたものなのかもしれません。


っていうかヴンダーQの時と全く同じ方法で乗っ取られとるやんけ…。リスク管理ェ...。


ケンスケ「徘徊と呼んでいる」

好きな女に優しくされて立ち直ったシンジくんを伴って、ケンスケが映像記録を残しながら発言します。相補性L結界浄化無効阻止装置の向こう側、赤く浄化された大地の上を首無しエヴァ(エヴァ・インフィニティ?)が一人でに動き出すさまをそう呼称するのだそう。ここ最近になって観測される、L結界浄化装置範囲内に侵入できないということ以外、特に言及がありません。後にアディショナル・インパクトが始まる際、ゲンドウ曰く人間の魂をこのインフィニティのコアに変換するのだそう。ケンスケの言う最近がどの程度最近かは分かりませんが、南極へ引っ張られていく黒き月を追うようにして動いたのかな?少なくともQでシンジが世界を見下ろしていたタイミングでは確認されていませんでしたし、やはり黒き月が出てきたニアフォース以降かな?

外見こそエヴァに似たインフィニティですが、この段階では電源もパイロットもコアも無い状態で動いているというのは何とも不思議です。


アスカ「アイツに必要なのは恋人じゃない、母親よ」

ヴンダーに回収されたアスカが部屋に帰るとマリが出迎え、「どう?ワンコ(シンジ)くんとの進捗は。年下の男は眼中にナッシングですかにゃ。」という問いかけに対しての発言。アスカは破の時点でシンジに好意があったようですが、マリもそれを知っていた模様ですね。女は鋭い。


実はこの他愛もない会話にもメッセージが隠されているんじゃないかとメオネロは思います。

この映画、マリルートなんですよね。分からない方に説明すると、エヴァ作品では最終的に、シンジとヒロインの内の誰かとが結ばれるような体裁をとります。TV版では全体を通してメインヒロインは綾波でしたが、旧劇・漫画版ではアスカといった形です(異論反論上等!)。


本作ではマリがそのメインヒロインの座を掴みますが、これが恋人関係なのかは疑問を呈します。その理由はまた次のブログ、セリフ編2で明かしますが、このアスカの発言もそう。マリの素性は明らかにされていませんが、漫画版及び本作のゲンドウの回想シーンで、マリがゲンドウ、ユイ達と同世代であることが示唆されています(碇ゲンドウを『ゲンドウくん』と同級生のように呼称する点も然り)。特に漫画版では、シンジの母親であるユイに対して好意を持っているような描写がありました。ユイの面影のあるシンジに好意が向くことも合点はいきますが、明らかな年の差がありますのでむしろ息子と母親のような関係を構築したと考えられます。加えてシンジは14年間初号機の中で寝ていたのでプラス14年となると…。女性に年齢の話をしてはいけません。


マリ「紛れもなく姫が人間である証拠にゃん」

その後まもなくアスカの散髪をしながら、マリの発言です。直前のアスカの発言から、エヴァの呪縛を受け加齢による身体的変化が全くない体になっても頭髪だけは伸びることが明らかになりました。ここでマリは姫(アスカ)が人間であると言っていますが、その後アスカは綾波同様、ネルフに作られた人造人間(またはクローン)であることが明らかとなります。しかしマリは、人類補完計画のために作られた人間でないことは確かです。先ほどの考察とまとめて、理由は後に焦らします。


この際、左からのアングル。アスカの左目の眼帯が青く発光していることが分かります。アスカは破で第9の使徒に汚染されており、その使徒は小さいL結界浄化装置で左目に鎮められていました。推測できるのは、「使徒をその身に宿していても、まだ姫は人間のままである」ということを言いたいのかな。この時点でアスカの眼に第9の使徒が眠っていることは公式でまだ明かされていなかったので、視聴者へのヒントだったのかもしれません。


アスカ「裏コード999(スリーナイン)!!!」

これについて書きたくてめちゃくちゃウズウズしてました。遂に来ました3番目の裏コード、スリーナイン。もはや2号機定番の規格外モードです。


詳しく見る前に、このネーミング。最初の獣化裏コードが「ザ・ビースト」、次が「777(トリプルセヴン)」、最後が「999(スリーナイン)」。うーん、一貫性がない…。


このスリーナインは同じ裏コードでも今までのそれとはまったく違うモードです。ザ・ビーストとトリプルセヴンは人の規範を超えぬよう設計されたエヴァを、『エヴァンゲリオン』本来の容に限りなく近づけた姿。あの獣のような形こそがエヴァ本来なのでしょうか。

対して今回のスリーナインは、なんと使徒の力を注入したエヴァのようです。先ほど見たエヴァ改8号機のオーバーラップとは別に、使徒の血をエヴァ新2号機に注ぐことで第9の使徒の力を使えるようになるようです。神々しく光る巨大な獣のような2号機の姿を見たマリの発言から、人を捨て使徒と化したアスカ(2号機)だそうです。


スリーナインの発動を宣言してから、眼帯を取ったアスカの左目から、小さなL結界浄化装置がせり出してきます(微グロ注意)。それを引き抜くと左目が青く発光し、エントリープラグ内も青に染まります。使徒の識別パターンが青なのでそれを暗に示しているのでしょう。同時に「エンジェルブラッド…(迫真の演技で聞き取れず)、注入!」と言うと、2号機に青い液体が注入されます。『エンジェルブラッド』…。使徒の血なんですかね…。


ここからすごい好きなんですが、エンジェルブラッドを注入された新2号機は、『キュイィィィン』という音と共に眼色が通常時の緑から青、赤へと変わっていきます。はぁ、このシーン凄い好き…。この音と2号機の眼っていうと、TV版で初号機が初登場したVS第6使徒ガギエル戦でしょうか。端折りますがこの戦闘の際にも2号機はシンクロ率が急上昇し(部分的な覚醒に近い)、この『キュイィィィン』という音と共に眼が発光するのです。はぁ、好き。



長くなりすぎたので今回はここまで!次回はアスカ、マリ、カヲルの正体とは?という所に重点を置いて考察していきます。どうぞよしなに~。


それでは次回も、すていちゅーんど。

 
 
 

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